ヒロマスダインタビュー@Hoga Holic

ヒロマスダのインタビューが映画クリエーターサイトHoga Holicにて掲載中です。取材頂きました栗尾様、大きな特集でのご紹介大変ありがとうございました。

http://www.holic-mag.com/hogaholic/int/int07.html

広告

映画「ホテルチェルシー」公開をむかえて

映画「ホテルチェルシー」の公開までいよいよ2週間を切りました。思い返せばここまでくるまで長い道のりでした。

この映画の構想を始めたのは2008年の9月でした。そして脚本を書き、それを英語 に翻訳しました。そして、12月に単身でニューヨークへ飛びました。現地では、キャスティング、スタッフの確保、俳優とクルーの契約書の作成、チェルシーホテルを含むロケーションの確保、撮影スケジュールの立案、演出の打ち合わせ、機材確保、小道具、衣装、ケータリングそのた全てのプロダクションの準備をしました。異国の地、また短い期間での撮影で一切の失敗、遅延が許されない中、映画を撮りきるための準備を行いました。

しかし、ニューヨークについた時は1人でしたが、以前ニューヨークに住んでいた時に出会った人たちなど徐々に私の周りに人が集まってきました。そして、2009年1月20日、寒波が吹き荒むニューヨークで撮影が開始されました。小さなアクシデントはありましたが、無事映画を撮り終える事ができました。日本からお越し頂いた主演の長澤奈央さん、鈴木砂羽さんは時差や寒さなどの環境の中にも関わらず、その演技でこの映画を本当に素晴らしい映画にしてくださいました。ニューヨークのキャストもすばらしかったです。プロデューサーだけでなく脚本家の立場から自分が描いていたキャラクターが実写になって素晴らしく表現されていく瞬間を見た時は本当にうれしいものでした。

そして撮影後メキシコでの編集作業になりました。私自身も編集途中からメキシコに渡りました。言葉も通じない異国の地で、新型インフルエンザの事件もおこりました。この時点では出資者のみならず、キャスト、クルーなどこの映画に集まって来た人たちの思いから映画の完成なしに引き返すわけにもいきませんでした。しかし、ここでも素晴らしい出会いに恵まれ、私自身、またこの映画を支えてもらいました。そして、2009年6月末、映画が完成しました。

メキシコから帰国後、一度ニューヨークへ立ち寄りました。宿泊先はチェルシーホテルです。この映画に関係した全ての人たちに感謝の挨拶をしたかったのと、私自身ニューヨークで俳優をしていて自分の作品を見てみたい気持ちは十分に分かっていたので、まず出演してくれたニューヨークのキャストにこの映画を見せたかった経緯がありました。私のホテルの1室でキャスト達と一緒に私のラップトップで映画を鑑賞しました。

日本に帰国後、日本語と英語の字幕をつけマーケティングを始めました。最初の挑戦は国際映画祭でした。日本での宣伝材料、および海外への販売マーケットの拡大を狙い多くの映画祭へ応募していきました。落選も続きました。そんなおり、ドイツのレーダーハンブルグ国際インディペンデント映画祭から入選の連絡が入りました。これが「ホテルチェルシー」にとっての初の映画祭出品でいた。また、ニューヨークのクルーや関係者達にも見てもらいたいのでニューヨークの映画祭であるクィーンズ映画祭に応募した所最優秀作品賞へのノミネートの連絡が届きました。そして2009年12月に行われたマートルビーチ国際映画祭において最優秀外国映画賞、および主演の長澤奈央さんが主演女優賞をとる快挙を成し遂げました。

ノミネート、受賞を受けて日本のメディアへの売り込みもこの頃はじめました。正直この「小さな映画」の反応はあまりありませんでした。そんな中、ツタヤオンラインニュースの編集部の方に映画のノミネート、受賞の報道をして頂きました。また、この日本での報道が海外でも功を奏しあたらな映画祭の出品が決まってき現在まで8映画祭の上映が決定しました。

そしてついにこの映画が2010年5月8日に初日を迎える事ができました。これまで多くのメディアの皆様に「ホテルチェルシー」を報道頂いております。

構想からはや約1年8ヶ月の月日が経っています。しかし、1年8ヶ月私のラップトップのタイプから始まった映画が、キャスト、クルー、メディアほか数多くの関係者の協力を経て、アメリカ、カナダ、ドイツ、日本の観客の皆様に見て頂けることになったことは本当に感謝しています。私の会社の名前はIchigo Ichie Filmsですがまさに一期一会の出会いによって完成した作品になります。

上映はたった74分ですが、この74分が見て頂く観客の皆様の人生にとって有意義な時間であって欲しいと願っています。そして、私がプロデュース、生み出した作品が多くさんの人に見て頂ければと願っています。

2010年5月8日がこの作品にとって本当の始まりになります。観客皆様の力でこの「小さな作品」を支えていって頂ければ幸いです。映画「ホテルチェルシー」をよろしくお願い致します。

映画「ホテルチェルシー」と色彩

今回の映画「ホテルチェルシー」では、映画の色彩も見所の一つです。本作品ではストーリー3つの時間軸によって語られます。そして3つのイベントがクロノロジカルでない順番で展開していきます。

第一は:現実の世界:主人公の日本人女性エミと刑事の事情聴取

第二は:事件を振り返る回想シーン:エミの記憶

第三は:記憶の中の回想シーン:エミの心理の中の世界

こうした入り組んだストーリーを表現するために、今回の映画では色を使いました。

第一の世界は:暖色系、第二の世界は:寒色系、第三の世界は:青、黄、紫など強い色彩で表現し心理の中の「記憶」の世界を作りました。

例として下の写真はエミとスミス刑事のやり取りの第一の世界です。左側が暖色系、右側が寒色系になっていると思います。本編ではこの時間軸には左側の暖色系の色彩が使われています。

そして次の写真が寒色系の写真です。上が色調整前、下が色の調整をおこなった後になります。

最後に第三の時間軸、エミの記憶の世界です。このシーンでは黄色を強く使いよりイマジナリーな世界を表現しました。

今回のポストプロダクションでは「Scratch®」というカラーグレーディングシステムを採用しました。今回撮影したデジタルカメラRED ONEのデータは膨大なものとなりますが、Scratchによりスムーズかつ迅速に作業を行う事ができました。

尚、一つの映画における「色」での表現は海外メディアにおいても特集を組まれ、世界配信されました。

デジタルメディアワールド (Digital Media World)

この作品をご覧いただく時には是非「色」にも注目してご覧いただければ、よりストーリーを楽しむことができるかと思います。

「ホテルチェルシー」劇場公開は5月8日から14日まで渋谷シアターTSUTAYAにてレイトーショー上映です。ぜひ劇場に足を運んで頂ければと思います。

「ホテルチェルシー」イベント情報

映画「ホテルチェルシー」のイベントが以下の通りに実施されます。是非お誘い合わせの上、ご来場いただければと思います。

410()より劇場窓口にて前売り券販売開始!!

先着50名様限定!!主演・長澤奈央さんのサイン付きとなります

58()2100より舞台挨拶決定!!

マートルビーチ国際映画祭にて見事主演女優賞に輝いた長澤奈央、夫役のヒロ・マスダ、刑事役のアンソニー・ローレンが来場し、舞台挨拶を行います。

【登壇者】長澤奈央 ヒロ・マスダ アンソニー・ローレン

(舞台挨拶終了後本編上映となります)

512()2100よりヒロ・マスダによる映画秘話トークショー決定!

本作品のプロデューサー、脚本、出演を務めたヒロ・マスダが撮影裏話や質疑応答など、全ての疑問に答えます。

【登壇者】ヒロ・マスダ

514()2030より主演・長澤奈央 出演作一挙上映!!

マートルビーチ国際映画祭にて見事主演女優賞に輝いた長澤奈央が過去に出演した作品をダイジェスト版で一挙上映!さらに、長澤奈央トークショーに加え、本作品のポスターがあたる抽選会も行います。

【登壇者】長澤奈央

5月14日(金)は20:30より上映開始となります

劇場用チラシはこちらから

インディペンデント映画の将来

昨年、今年とはいり日本でインディペンデント系と呼ばれる配給会社の倒産が続いています。CD、DVD不況など映画業界では既存のビジネスモデルが崩れ、製作会社、配給会社を含め大きな変換期を迎えています。

私自身インディペンデント系映画製作者として、この衰退は日本の映画産業全体に影響をあたえる事態だと認識しています。インディペンデント系映画がビジネス的に成り立たなくなれば、若い俳優、監督、脚本家、他全ての映画製作者の新しい活動の場とチャンスがなくなることにつながります。

アメリカの映画産業で8年過ごして気づいたことは、アメリカではインディペンデント系映画が商業的に成り立つ環境、また製作者が挑戦する環境が整っていることがあげられます。こうした環境からアメリカでは優秀な映画製作者達が育ち、広く言えばアメリカの映画産業の繁栄へとつながっています。 インディペンデント映画の将来 の続きを読む

「ホテルチェルシー」アンソニー・ローレン氏来日

「ホテルチェルシー」でニューヨーク市警のスミス刑事役を演じたアンソニー・ローレンさんが、日本劇場公開初日舞台挨拶の為にニューヨークより来日します。

脚本では、映画の冒頭はスミス刑事の登場ではじまります。その為刑事の印象が、映画の第一印象として観客の関心を引きつける必要があり、とても重要な役でした。アンソニーは当初、別の役でオーディションに来たのですが,会ってすぐにスミス刑事役にしようと直感しました。そして実際の撮影においても直感が正しかったとすぐに証明されました。抜群の存在感と演技で、まさに脚本で思い描いていた通りの刑事像のキャラクターとして登場しています。

また、アンソニーはユニークな経歴を持っていて、元々ニューヨークの金融市場で働く金融マンでした。しかし、ある日人生を見つめ直した時、お金の計算だけではなく役者をやりたいと転職しました。これまでニューヨークで撮影されているテレビドラマ「All My Children」などに出演しています。また、これからハリウッドへ渡り新たなキャリアへ挑戦していく予定です。

アンソニーからのメールでは「日本の人たちや文化に会えることを楽しみにしています。」とのことです。

是非初日舞台挨拶に足を運んでいただければと思います。

ホテルチェルシー@オカナガン国際映画祭

今日一日で,3つ目の映画祭の通知が届きました。ホテルチェルシーが新たにカナダで行われる第13回オカナガン国際映画祭へ公式上映されることが決定しました。今年で13年目を迎え、ブリティッシュコロンビアで行われる同映画祭はカナダのインディペンデント系映画祭において大きなイベントになっています。

Okanagan International Film Festival

http://www.okanaganfilmfestival.com/

ホテルチェルシー特集記事:Assimilate Case Study

ホテルチェルシーのポストプロダクションを特集した記事がGoogle Newsをはじめとする媒体に取り上げられ世界配信されました。記事は今回ポストプロダクションに使用したAssimilate社のScratch®を特集しており、メキシコのポストプロダクションスタジオと私の話などが書かれています。

デジタルプロデューサーマガジン

http://digitalproducer.digitalmedianet.com/articles/viewarticle.jsp?id=993779

PDF ファイルはこちらから

http://www.assimilateinc.com/pdfs/assimilate_case_stud_eru_digital_v2.pdf

映画ホテルチェルシー英語版サイト

映画ホテルチェルシーの英語版サイトをアップデートしました。キャストやクルー紹介および写真、ビデオギャラリーも加わっています。映画に関するニュースも更新していきますのでアクセスしてみてください。

Ichigo Ichie Films LLC