映画「ホテルチェルシー」公開をむかえて

映画「ホテルチェルシー」の公開までいよいよ2週間を切りました。思い返せばここまでくるまで長い道のりでした。

この映画の構想を始めたのは2008年の9月でした。そして脚本を書き、それを英語 に翻訳しました。そして、12月に単身でニューヨークへ飛びました。現地では、キャスティング、スタッフの確保、俳優とクルーの契約書の作成、チェルシーホテルを含むロケーションの確保、撮影スケジュールの立案、演出の打ち合わせ、機材確保、小道具、衣装、ケータリングそのた全てのプロダクションの準備をしました。異国の地、また短い期間での撮影で一切の失敗、遅延が許されない中、映画を撮りきるための準備を行いました。

しかし、ニューヨークについた時は1人でしたが、以前ニューヨークに住んでいた時に出会った人たちなど徐々に私の周りに人が集まってきました。そして、2009年1月20日、寒波が吹き荒むニューヨークで撮影が開始されました。小さなアクシデントはありましたが、無事映画を撮り終える事ができました。日本からお越し頂いた主演の長澤奈央さん、鈴木砂羽さんは時差や寒さなどの環境の中にも関わらず、その演技でこの映画を本当に素晴らしい映画にしてくださいました。ニューヨークのキャストもすばらしかったです。プロデューサーだけでなく脚本家の立場から自分が描いていたキャラクターが実写になって素晴らしく表現されていく瞬間を見た時は本当にうれしいものでした。

そして撮影後メキシコでの編集作業になりました。私自身も編集途中からメキシコに渡りました。言葉も通じない異国の地で、新型インフルエンザの事件もおこりました。この時点では出資者のみならず、キャスト、クルーなどこの映画に集まって来た人たちの思いから映画の完成なしに引き返すわけにもいきませんでした。しかし、ここでも素晴らしい出会いに恵まれ、私自身、またこの映画を支えてもらいました。そして、2009年6月末、映画が完成しました。

メキシコから帰国後、一度ニューヨークへ立ち寄りました。宿泊先はチェルシーホテルです。この映画に関係した全ての人たちに感謝の挨拶をしたかったのと、私自身ニューヨークで俳優をしていて自分の作品を見てみたい気持ちは十分に分かっていたので、まず出演してくれたニューヨークのキャストにこの映画を見せたかった経緯がありました。私のホテルの1室でキャスト達と一緒に私のラップトップで映画を鑑賞しました。

日本に帰国後、日本語と英語の字幕をつけマーケティングを始めました。最初の挑戦は国際映画祭でした。日本での宣伝材料、および海外への販売マーケットの拡大を狙い多くの映画祭へ応募していきました。落選も続きました。そんなおり、ドイツのレーダーハンブルグ国際インディペンデント映画祭から入選の連絡が入りました。これが「ホテルチェルシー」にとっての初の映画祭出品でいた。また、ニューヨークのクルーや関係者達にも見てもらいたいのでニューヨークの映画祭であるクィーンズ映画祭に応募した所最優秀作品賞へのノミネートの連絡が届きました。そして2009年12月に行われたマートルビーチ国際映画祭において最優秀外国映画賞、および主演の長澤奈央さんが主演女優賞をとる快挙を成し遂げました。

ノミネート、受賞を受けて日本のメディアへの売り込みもこの頃はじめました。正直この「小さな映画」の反応はあまりありませんでした。そんな中、ツタヤオンラインニュースの編集部の方に映画のノミネート、受賞の報道をして頂きました。また、この日本での報道が海外でも功を奏しあたらな映画祭の出品が決まってき現在まで8映画祭の上映が決定しました。

そしてついにこの映画が2010年5月8日に初日を迎える事ができました。これまで多くのメディアの皆様に「ホテルチェルシー」を報道頂いております。

構想からはや約1年8ヶ月の月日が経っています。しかし、1年8ヶ月私のラップトップのタイプから始まった映画が、キャスト、クルー、メディアほか数多くの関係者の協力を経て、アメリカ、カナダ、ドイツ、日本の観客の皆様に見て頂けることになったことは本当に感謝しています。私の会社の名前はIchigo Ichie Filmsですがまさに一期一会の出会いによって完成した作品になります。

上映はたった74分ですが、この74分が見て頂く観客の皆様の人生にとって有意義な時間であって欲しいと願っています。そして、私がプロデュース、生み出した作品が多くさんの人に見て頂ければと願っています。

2010年5月8日がこの作品にとって本当の始まりになります。観客皆様の力でこの「小さな作品」を支えていって頂ければ幸いです。映画「ホテルチェルシー」をよろしくお願い致します。

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「映画「ホテルチェルシー」公開をむかえて」への1件のフィードバック

  1. ホテルチェルシー日本公開の成功、そして日本各地の劇場で見られること期待しています!

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