映画「ホテルチェルシー」と色彩

今回の映画「ホテルチェルシー」では、映画の色彩も見所の一つです。本作品ではストーリー3つの時間軸によって語られます。そして3つのイベントがクロノロジカルでない順番で展開していきます。

第一は:現実の世界:主人公の日本人女性エミと刑事の事情聴取

第二は:事件を振り返る回想シーン:エミの記憶

第三は:記憶の中の回想シーン:エミの心理の中の世界

こうした入り組んだストーリーを表現するために、今回の映画では色を使いました。

第一の世界は:暖色系、第二の世界は:寒色系、第三の世界は:青、黄、紫など強い色彩で表現し心理の中の「記憶」の世界を作りました。

例として下の写真はエミとスミス刑事のやり取りの第一の世界です。左側が暖色系、右側が寒色系になっていると思います。本編ではこの時間軸には左側の暖色系の色彩が使われています。

そして次の写真が寒色系の写真です。上が色調整前、下が色の調整をおこなった後になります。

最後に第三の時間軸、エミの記憶の世界です。このシーンでは黄色を強く使いよりイマジナリーな世界を表現しました。

今回のポストプロダクションでは「Scratch®」というカラーグレーディングシステムを採用しました。今回撮影したデジタルカメラRED ONEのデータは膨大なものとなりますが、Scratchによりスムーズかつ迅速に作業を行う事ができました。

尚、一つの映画における「色」での表現は海外メディアにおいても特集を組まれ、世界配信されました。

デジタルメディアワールド (Digital Media World)

この作品をご覧いただく時には是非「色」にも注目してご覧いただければ、よりストーリーを楽しむことができるかと思います。

「ホテルチェルシー」劇場公開は5月8日から14日まで渋谷シアターTSUTAYAにてレイトーショー上映です。ぜひ劇場に足を運んで頂ければと思います。

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